● 2024年の年賀ラップ 1 ●

俺たち、ひのえうま(標準語)
featuring 虎A、わこ、ねず子、Chiyochee


Rapcover2024




俺たち、ひのえうま
俺たち、ひのえうま
1966、不吉な年だぜ
俺たち、ひのえうま

昭和でいうなら41年、新婚悩ます不審の念
この年に生まれた女、夫を殺すなんてそんな
迷信信じて子供が減少、少子化到来、どうしよう

俺たち、ひのえうま
俺たち、ひのえうま
倍率低くて、アホでも進学
俺たち、ひのえうま

ぐるっと回って60年、あと2年で令和8年
その年に生まれる女、夫を殺すなんて
そんなの信じちゃ、君はいいカモ、陰謀史観が流行るかも

この曲を書いている時、同級生の女子からクレームがついた
俺たちって言ってるけどさ、非難されるのは女の方
だから

アタシも、ひのえうま
アタシも、ひのえうま
割を食うのは、いつだって女だけ
アンタも、ひのえうま

言われて俺はガーン、タジタジ?
男尊女卑なんて、断じて許せん、冗談じゃない
ここにもあるのに気づいてない
変わる世の中、進む世界、それに俺はついてけてない

家計が、火の車
家計が、火の車
俺の仕事なんてAIに取られちゃうぜ
家計が、火の車

AIのおかげで翻訳の仕事も楽になりましたよ
前はね、一文一文、自分で訳してたんです
それが、もうとにかく大変で
でも今は、AIが代わりにやってくれますからね
私はAIの翻訳を推敲するだけでいい
こりゃ楽になったなあ、と思いましたね
でも、そのうちふっと、気づいたんです
働いてる気がしないって
仕事って苦しいことも多いじゃないですか
だけど、今はAIのおかげで、楽なとこだけやればいいんです
だけど、楽なとこだけやってると、生きてる実感がわきません
いっそ、楽なとこもぜんぶ代わりにやってくれよって気になるんです

だったらAI、俺の代わりに生きることまでやってくれって、なんか、そんな変な気にもなりそう

僕らはどこまでも行ける、そんな気持ちなら、あるよ
僕らはどこまでも行ける、そんな気持ちなら、あるのに

俺たち、ひのえうま
それ行け、ひのえうま
風になびくぜ、透明なロン毛が
空飛べ、ひのえうま



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